水のチカラ~バナジウムとは?~

スーパーやコンビニエンスストア、インターネットでもバナジウムという言葉を目にすることが多くなりました。
このバナジウムというのは、元素記号23番の重金属のこと。
この元素記号23番の重金属が含まれているお水が、バナジウムイオン水とかバナジウム含有水として販売されているのです。

バナジウムは体にいい効果があるといわれていますね。
実はこのバナジウム、人間の体にも含まれている成分です。
人間の体に含有されているバナジウムは、50~20mgとわずかなものです。

人間の体以外にも、植物、岩石、さらには海中などにも溶け込んでいます。
ただ、大量に取れるというものではなく微量なものです。

元素記号23番の重金属、といいましたが、
もっとわかりやすく言うと、水とは反応しない白色の金属であり、ミネラル物質です。

バナジウムが注目されるようになった要因に、人の体にいい効果を挙げる、という点があります。
バナジウムに降糖作用があるといわれているのです。
この作用は科学的に証明されていることではありませんし、バナジウム成分のメカニズムについて研究は進められています。
ですが、完全に解明されたというところまでは行っていないのが現実です。

しかし、ラットや鶏などによる実験結果では、バナジウムのミネラル成分が降糖作用をもたらすということが確認されています。
つまり、この先、バナジウムの降糖作用に関して、人間についての効果が実証される可能性があるということです。

ラットなどでは、確かに降糖作用が確認されていますから、糖尿病などに悩む方々の治療にいつか利用されるときがくるかもしれません。
バナジウム水を糖尿病患者さんが利用した際、インスリン感受性が改善、血糖値も改善したという報告があります。
つまり、バナジウムにインスリンと同じような働きがあるのでは?ということで、医学の分野でも注目されているのです。

インスリンは血糖値を下げる、バランスを整えるために必要不可欠なものです。
糖尿の方はこのインスリンのバランスが崩れてしまう、またインスリンが出なくなってしまうということが大きな問題となっています。
ですから、糖尿病患者さんがバナジウムに一筋の光明を見出すのも当たり前のことでしょう。

研究段階ではありますが、バナジウムの効果は糖に関すること以外にも、
体内から毒素を排出するデトックス効果、血圧降下作用など様々な効果に期待が寄せられています。