硬水と軟水何が違う?

日本の水はおいしい!!海外の友人が水道水を飲んで、こんなにもおいしい水があるのに
どうして日本人は水を買ってまで飲むのか?といわれたことがあります。

日本は昔から水量豊かでクリーンでおいしい水があります。
以前は公害で水道水にカルキが多くまずくて飲めないなんてこともありましたが、今はどの地域の水道水も安全でクリーンです。

日本のお水は軟水が多いのですが、海外のお水は硬水が多い。
これはもう皆さんご存知だと思います。

クリーンで安全な日本の水道水とはいっても、安全な水を作るために化学物質などによって菌をなくす処理が行われています。
ですから、できればミネラルウォーターや浄水器を利用してより安全で成分のいい水を飲みたいと考えられています。
そのため、最近はペットボトルのミネラルウォーターやウォーターサーバーの水、また浄水装置でろ過した水などを飲むようになっていますね。

水は硬水、軟水があります。

硬水というのは基本的に水に溶け込んでいるミネラル成分が100Mg以下のものを指します。
硬水は100Mg以上の水です。
細かく分けると軟水が60Mg 未満、中程度の軟水が60以上120Mg 程度の水。
硬水が120以上180Mg 、非常に硬水が180Mg 以上の水、ということになります。

硬度とは計算式にすると、1リットル中の硬度が(カルシウム量(mg/l)×2.5)+(マグネシウム量(mg/l)×4.1)という数式で表すものです。

日本のお水は口当たりが軟らかく、誰が飲んでも癖がないと感じる水です。
いわゆる、軟水が多いのが日本の水の特徴です。

逆に海外ではミネラル量が多い、つまり硬度の高い硬水が多いという特徴があります。
エビアンなどの硬度は300を超えていますのでまさに超硬水、日本人である私たちが飲むと非常に違和感がある水です。

ですが、慣れてしまうとこの味のある水がおいしいと感じる方も多いようです。
成分的にはミネラル成分が多いので、ヴィッテルやエビアンが体にいい水として日本に入ってきたのもなるほど、うなずけることです。

海外の水全てが硬水、ということはありません。
私たちがすんなり飲むことができるフランスの水、ボルヴィックなどは非常に軟水、硬度が60程度のものなので
非常に口当たり良く癖がないのですーっと飲めますよね。

軟水は癖がなく渋みもないので赤ちゃんのミルク作りや味噌汁、またコーヒーや紅茶などにすると非常においしく、また赤ちゃんにも安全です。
硬水はミネラル成分が多いため、癖を感じますし苦味を感じる方も少なくありません。
ラーメンなどを作る際に利用する水は、灰汁を取ってくれる硬水が一般的に利用されています。